by 日本新聞協会
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NEWSお知らせ

2014.04.25 update.

HAPPY NEWS学校賞受賞・朝日塾中等教育学校の取り組み

HAPPY NEWSに親子で取り組めるよう働きかけたのは、岡山市の朝日塾中等教育学校。
保護者と中学生の子どもが1本の記事を読んで、それぞれコメントを寄せてくれました。

同校の中村晃子先生から、HAPPY NEWSをはじめとした、新聞を活用した学習の取り組みについて語っていただきました。取材は、地元新聞社にお願いしました。
(取材:2014年3月)
2014年03月05日朝日塾中等教育学校中村晃子
岡山市北部にある私立の中高一貫校・朝日塾中等教育学校(上野晃裕校長)は、新聞を活用した学習を取り入れ、生徒の読解力や思考力、表現力を伸ばしている。「HAPPY NEWSキャンペーン」には毎年、中等部の生徒全員が応募し、2013年度は学校賞を受賞した。中村晃子教諭(写真)は「新聞は、国語力の向上に加え、社会的な視野を広げ、人間力を高める素晴らしいツール」と力を込める。
「HAPPY NEWSキャンペーン」への応募は長年にわたり、冬休みの宿題などとして取り組む。「紙面から心が温まったニュースを〝発見〟し、思いを伝える取り組みは、新聞に親しむ第一歩として打ってつけ。身近な、ほのぼのとした話題も載っていることを知り、興味を持って読んでくれるようになった」と振り返る。

2013年度は、小中高校生部門の応募規定が変わり、親子で取り組むようになったため、保護者のコメントも添えさせた。イタイイタイ病の全面解決合意、郷土のスポーツ選手やサッカーチームの活躍、施設への匿名での贈り物…。生徒たちが選んだ記事はさまざまだが、「母親とゆっくり話し合った」(2年三宅さくらさん)、「親子で記事について考えた」(同年安井麻里奈さん)など、家庭で新聞への関心が高まり、親子のきずなが深まっている様子がうかがえた。

 

2004年度から07年度までNIE実践指定校。岡山県のNIEアドバイザーでもある中村教諭は、独自に考案したワークシートを使うなどし、日々の学習に新聞活用を盛り込む。例えば「NIEシート」では、生徒は自分の心をとらえた記事を張り、難解語句の意味を調べ、記事を読んで思ったことを書く。併せて紙面から見出しを抜き書きし、体言止め、倒置法など、どのような表現技法が使われているのかを考え、見出しに親しむ。

 

「1面コラムを読み解こう!」のシートでは、コラムの語句を調べ、読んで思ったことを書く。各シートは廊下に掲示し、「友人の心をとらえたのはどんな記事か」「どんな思いを書いているか」も分かるようにしている。

 

「大切なのは、いきなり意見文を書かせるのではなく、記事を読んで初めて知ったことや思ったことを短い文章で書かせ、取り組みやすくすること」と強調する。「日々知的なアンテナを張らせ、生徒が自ら興味を持って取り組むことが重要。それを続けると、自分の意見を持てるようになり、意見文も無理なく書けるようになる」。その発表の場として、岡山市内で行われる弁論大会への出場も続けている。

 

「新聞には事件や事故など大きなニュースだけでなく、いろいろな記事があった。日常的に読むようになり、視野が広がった」(2年住友花奈子さん)。生徒は取り組みの効果を実感しているようだ。

 

「社会の動きと連動し、毎日配られる新聞は、生徒にとって教科書とは違う新鮮な刺激となる。楽しみながら学ぶことができるような工夫を凝らし、新聞活用を進めたい」

 

(山陽新聞社読者局NIE推進部・新田真浩、写真も)

2014年03月05日朝日塾中等教育学校

新聞を読み、友人同士で意見を交わす生徒

 

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