by 日本新聞協会

人気の「小島キャリアゼミ」紙上特別講義開講ある就活生の内定エピソード

「内定を得る学生」の特長とは何か。新聞を読むことがどのように就職活動に役立つか。そんな東洋大・小島ゼミの一部を特別開講して、「なぜ新聞を読むことが自分のキャリアにつながるか」を分かりやすく解説します。

内定を勝ち取る「2%の奇跡」を起こす新聞活用

小島 貴子(こじま・たかこ)

1958年、福岡県出身。東洋大学理工学部生体医工学科准教授。同大グローバル・キャリア教育センター副センター長。著書に『就渇時代の歩き方-就職“砂漠化"時代に内定をつかむ方法』(主婦と生活社、2009年)など。

就職活動で新聞を読むと有利な理由

「就職活動の際、なぜ新聞を読まなければならないのですか?」という学生や保護者からの問いに、「大人は新聞を読んでいるから」と、シンプルに答えています。これから一緒に働く大人と話すために、共通の情報源となる新聞を読むことは、ごく自然なことだと考えます。

「新聞は難しいし、忙しくて全部読む時間もありません。どうしたらいいですか?」という質問もあります。確かにすべての記事に目を通すのは現実的ではないし、その必要もありません。

たとえば、新聞とは「新しいことを聞くツール」と考え、新聞をめくって、「新」という文字を探してみましょう。新規参入、新開発、新発見……。新聞を毎日読むことで、自分が見つけた「新しい種」が時間とともに実用化されたり、成功したりする過程を読んで理解することができます。自分の興味や関心が現実になることを疑似体感すると、大きな刺激になります。

新聞で社会との接点を見つける

「これから半年間、興味や関心がある記事を毎週一つ切り抜いてみましょう」とアドバイスしたところ、きちんと継続した学生はわずか2%でした。ところがこの学生たちは、就職活動をリードし、内定を得ることができました。この2%の学生の家庭では、新聞を定期購読していたこともわかりました。

就職活動をするうえで、新聞は単なる情報ではなく、「自分と社会をつなぐ接点」を見つけるきっかけになります。

ある就活生の内定エピソード

海賊になった主人公が活躍する冒険漫画のファンだというある学生は、「ソマリア沖の海賊」に関する新聞記事に興味を持ち、背景を調べました。運輸関係はもちろん、損害保険、物流、造船、さらには鉄鋼まで、記事をきっかけに、さまざまな業界のつながりが見えてきたといいます。海賊の記事を出発点に、業界のつながりをきちんと理解し、一貫した志望動機を用意したその学生は、エントリーした企業のほとんどから見事に内定を勝ち取りました。

小島貴子さん インタビュー

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