by 日本新聞協会

新聞活用術interview

「木の良さ」生かした製品を売るリオで採用の卓球台が報道されて
自社ビジネスに誇りと勇気を持てた

三英
巻田 英昭(まきた ひであき)さん

「子どもに関わる仕事に就きたい」との思いから、公園の遊具やスポーツ用具を製造販売する三英に転職した巻田英昭さん。日本の技術を結集した同社の卓球台が、リオデジャネイロ五輪・パラリンピックで公式採用されて機能やデザイン性に注目が集まり、多くのメディアが報じた。「今回の報道で自分の会社の力をあらためて知り、勇気づけられた」と話す巻田さんに仕事に生かせる新聞活用術を尋ねた。

常にアンテナ立ててビジネスチャンスを

三英はもともと材木店で、リオ五輪・パラリンピックで多くの方々に注目いただいた卓球台をはじめ、公園にある木製遊具やデッキ、ベンチといった「木の良さ」を生かした製品を作っています。いくら良い商品でも、待っているだけで簡単に売れる時代ではありません。どんな商品が必要とされているか、情報を積極的に収集する必要があります。

数年前、新聞を読んでいたら、健康遊具を公園に設置する自治体の計画を知りました。記事には具体的な予算や実施期間まで書かれていました。こうした情報を入手できれば、その自治体に自社の遊具をすぐに提案することができます。言い換えれば、こうした世の中の動きに常にアンテナを立てておかなければビジネスチャンスを失ってしまいます。

自分のキーワード持つと必要情報が見つけやすく

私たちは地方自治体や、地域に密着した民間の施設がお客様なので、地域の情報収集に努める必要があります。一方、全国的な社会のニーズや行政の動きにも着目します。さらに業界紙などの専門情報もチェック……このように聞くと「とても大変でそんな時間はない」と思うかもしれませんが、携わる仕事によって皆さんそれぞれのキーワードがあると思います。私なら「公園」。新聞を読む際、キーワードに着目すると、必要な情報を見つけやすくなります。自分で選んだ仕事であればなおさら、関連する記事を見つけた時は楽しいものですよ。

学生時代、バックパッカーとして世界を旅したことがあります。当時はガイドブックの情報や、宿に置かれたノートに旅人が残した情報が頼りでした。自分の意志で必要な情報をスマホで検索して旅するのは便利ですが、私が当時体験した旅には偶然の出会いがあり、そこから世界が広がることもたくさんありました。新聞もそんな一面を持っていると思います。

リオをきっかけにメディアの力で「歩かせてもらった」卓球台は、2020年には、いよいよ東京で皆さんにご覧いただけます。仕事をしていると、新聞から情報を得るだけではなく、記事になることで勇気や誇りをいただくこともあります。


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