by 日本新聞協会

新聞活用術interview

最新技術の活用を顧客に提案多様な意見や豊富なデータを引用
仕事のプレゼンテーションに説得力

日本アイ・ビー・エム
中村 里奈(なかむら りな)さん

大学時代は文学部で日本文学を専攻し、日本アイ・ビー・エムに入社した中村里奈さんは、同社のコグニティブ・コンピューティング・システム「IBM Watson(ワトソン)」を、金融機関でいかに活用できるかを模索している。社会人になり、自分の仕事と向き合い、仕事に生かすため、新聞を読む必要性を実感しているという中村さんの新聞活用術とは。

同じ情報、顧客と共有仕事進めるメリットに

「ワトソン」については、新聞に度々取り上げられていて、お客様からの関心や期待も高く、様々な質問をいただきます。そうした質問に適切に答えられるよう、自社製品の知識はもちろん、競合他社の製品情報や社会の時流を把握するために、日頃から新聞に目を通し、情報を得ることが大切だと感じています。

私が担当する金融業界では今、IT(情報技術)を駆使して金融サービスを生み出す「フィンテック」が話題です。新聞は詳しく解説しているので、お客様もそうした記事を目にしています。私も新聞を読むことでお客様と同じ情報を共有できるため、コミュニケーションが円滑になり、仕事を進めやすくなるというメリットもあります。

新聞を読んでいると、自社のサービスが社会にどのように理解され、評価されているかを客観視できます。金融業界で今どんな動きがあるのか、どのような技術が誕生しているのかといった最新情報も手に入れることができます。様々な関心やニーズを持ったお客様に向き合うためには、新聞はなくてはならないツールの一つになりました。

インプット・アウトプット両方に役立つ教材として

ロジカルシンキング(論理的思考力)や交渉能力が身につけば仕事に役立つと考え、ディベートの勉強会に参加するようになりました。そこでは「お題」が当日発表されるため、議論するテーマに関する情報をあらかじめ仕込むことはできません。そこで問われるのは、日頃どれだけ情報をインプットしているかということ。お題は日常的な問題意識から選ばれることが多いため、新聞で読んだ記事やコラム、社説などが役に立ちます。ディベートでは、新聞のデータや意見を引用することで、自分の主張に説得力を持たせることができます。これは仕事でのプレゼンテーションでも生かせるテクニックです。

新聞を読むメリットは、インプットがメインだと思われがちですが、アウトプットにも役立ちます。新聞は自分の思考に新たな視点を与えてくれます。様々な立場の方と接する機会が多い社会では、瞬時にアウトプットが求められることもしばしばあります。その際、新聞記者やコラムニストの視点が参考になっています。まさにコミュニケーションの技法を学ぶ教材として新聞を読んでいます。


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