by 日本新聞協会
BACK INDEX

YON-DOKU新聞をよんどく!

新聞を上手によむコツ

新聞を上手に読むにはコツがあります。それは紙面のレイアウトや見出し、記事の構成など、新聞独自の仕組みを知ったうえで読むことです。

1本の記事ができるまでの長い道のり

記者が自ら現場に出向き、当事者や関係者から直接話を聞く。情報の裏付けを取り、ニュースの価値を判断する。これまでに培ってきた人脈、真相を聞き出すテクニック、各地にいる取材スタッフ、新聞社が長年蓄えてきた膨大なデータなどを駆使して取材を進め、言葉を厳選しながら記事を書く。その記事は、経験豊富な「デスク」と呼ばれる上司や、校正・校閲の専門家によるチェックを受けて、初めて世に出る。報道される。これが新聞記事です。だから信頼されるのです。

ネットの良さと紙の良さ

ネットの便利さは誰もが実感しています。ニュースを伝えるメディアとしては、新聞やテレビより速報性に優れ、より多くの情報量を載せることができます。新聞社自身もネットにニュースを提供する一方、有料の電子版サービスを始めている新聞社もあります。ネット上のニュースの大半は、新聞社の報道がもとになっています。

もちろん、紙の新聞の良さも忘れてはなりません。
PC、スマホで、文章を次々に動かして表示させることを「スクロール」といいますね。この「スクロール」という英語の意味は「巻き物」あるいは「巻くこと」です。実は、電子機器で文章を読むのは、巻き物を広げるのと同じことなのです。でも巻き物は文章を順番にしか読めません。

これを克服するために生み出されたのが、紙を裁断してつづるというアイデアで、今の本や新聞のカタチです。1枚1枚独立した紙で構成されているため、どこからでも開くことができ、行ったり来たりしながら参照して読めるようになりました。

いつでもどこでもいつまでも

紙の新聞にはスイッチがありません。読むのに電気が要らないからです。いつでも、どこでも読むことができます。カバンに本をしのばせるように、新聞を入れておく。そうすれば、日々、折々の時間に、国内外の情勢や社会の片隅で起きた出来事、有益な情報に出合えます。数日たって広げて、思いも寄らない記事に幸せを感じるかもしれません。
紙の新聞で読んだ記事は、意外と心に残ります。紙の新聞には手触りがあり、表情があるからです。それに触れながら読むことで、言葉が心に染み込んできます。
紙の新聞には、大きさがあります。ニュースの重大さを、活字や記事の大きさで伝えることができます。大きなニュースには大きな見出しがつきます。大きいニュースには写真もたくさん使います。視覚的に訴えることで、ニュースが心に深く刻まれます。

紙の新聞は、消えません。今から100年前のことを調べるのに紙の新聞ほど優れたメディアはありません。その日何があったか。日付まで特定して、さかのぼることができます。ネットでは、古いニュースはどんどん優先順位が下がっていきます。記録としての絶対的な安心感は紙が勝る部分です。

紙の新聞は、消えません。いま私たちが何をして、どこに向かっているのか。紙の新聞は日々、記録していきます。それを、将来の日本に残していきたいと思います。

RECOMMEND“よんどく!”おすすめ記事

HAPPY NEWS 2015 大賞新聞社のNIB出前授業18歳選挙happynews2016募集中!スペシャルインタビュー