by 日本新聞協会

紛失スマホ 海越え友情

川口 辰雄さん(福岡県:64歳)

読売新聞 2016年10月6日付夕刊を読んで

ドラマは神奈川県の男子学生・野田さんが、JR南武線の車内でスマートフォンを紛失したことから始まる。その電車はスマホを紛失した翌日に日本でのラストランを終え、思いがけずにインドネシアへ譲渡されることになる。スマホは車内に取り残されたまま、約5800キロの長い旅に出る。

譲り受けたインドネシア側ではジャカルタ首都圏鉄道会社の整備士シャハリ・ロフマットさんが、走行前の点検・清掃中に偶然にもスマホを発見する。スマホケースのポケットには学生証が入っており、ロフマットさんはそれを頼りにツイッターに掲示して協力を呼び掛ける。仲間の日本人駐在員の協力もあり、スマホは7か月ぶりに持ち主の野田さんのもとへ戻る。

たまたま紛失したスマホが、まったく面識のなかった二人の出会いを生んでいる。小さなスマホと偶然が織りなすすてきなドラマ。こんなことが実際にあることに感動した。また、二人の交流が話題となり友人の輪が広がろうとしている。とても素晴らしいことだ。

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