by 日本新聞協会

サングラス姿 歌声一つ

山川 直壮さん(沖縄県:57歳)

沖縄タイムス 2015年10月23日付朝刊を読んで

学生服姿の生徒全員がサングラス。当初、目立ちたがりの高校生特有のパフォーマンスかと思ったが、記事を読み進むうちに、早とちりをした自分が恥ずかしくなった。

子宮頸(けい)がんワクチンの副反応による健康被害で、サングラスが手放せない女子生徒が皆と校内合唱祭に参加できるようにと、思いやりの気持ちから、彼らが発案した演出だったのだ。国内外で憂うつになるニュースが氾濫し、ややもすると人間不信に陥りそうになる中で、この心温まる記事に触れることができ、「まだまだ世の中捨てたものじゃない」と、この子たちに救われた思いがする。

生徒たちの心意気に応えた担任の女性教師も素晴らしいし、くだんの女子生徒からは、ワクチン接種によって起こる多くの課題についての問題提起も忘れない。早期に治療法が確立され、県立宮古高校3年5組の生徒みんなと一緒に卒業できることを、心から願わずにはいられない。

miwaさんのコメント

この記事を私も読んでいました。

今年はNHK全国学校音楽コンクールの課題曲(中学校の部)を担当させていただいているので、印象に残っていました。

私も中学の校内合唱コンクールに毎年、気合いを入れて臨み、クラスの子たちと練習した日々は今でも大切な思い出です。

クラスみんなで参加できるようにという、思いやりの気持ちから生まれたアイデアに心を打たれました。

この思い出がきっとこの先、色々な場面で彼女の心を救ってくれるのではないでしょうか。彼女と同じ症状に苦しむ人たちのためにも、治療法が見つかり早く治ることを祈っています。

miwa(シンガー・ソングライター)

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