by 日本新聞協会

父の幸福論

中田 由美子さん(山梨県:59歳)

山梨日日新聞 2016年1月20日付朝刊を読んで

「天国」?「ブンメイさま」?
思い出しました。それは物をたくさん手に入れることが幸せである、と手放しで信じていた当時の私に、文明というものの正体を示してくれたマンガでした。そして文明のもたらす便利さに疑いの目を向けさせてくれるものでもありました。

ところが今や、身の周りは物であふれ、忘れっぽい私はいつか「ブンメイさま」の魔力にまひしてしまっていたのでした。水木先生の、どんな問いにもぶれない力のある言葉は、何となく怖いけれど正直で憎めない妖怪たちとの会話の中で醸し出されてきたものだったのだと思われました。「幸せのコツは自分に合うところを見極めることか」。分かりやすく、それゆえに忘れやすいことなのかもしれません。

森本さんのコメント

なんのために働くのか、稼ぐのか。
そこに幸せはあるのか。

稼いでもそれを楽しむ健康と時間がなければ意味がない。幸せのコツは、自分にあうところを見極めること。

水木しげるさんによる幸福論、それをハッピーニュースとして見いだした気持ちに拍手したい。

森本千絵(アートディレクター)

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