by 日本新聞協会

「じゅんちゃん 11年ありがとう」

和田 美穂さん(長野県:36歳)

信濃毎日新聞 2015年12月1日付朝刊を読んで

「じゅんちゃん 11年ありがとう」

「おかえり」という言葉が私は好きだ。それを思い出せたのは、この記事を見て心が温かくなったからだ。

高校の帰り道は、長い上り坂だった。自転車に乗り、顔を真っ赤にした私に、途中で農作業中の見知らぬおじさんが声をかけてくれた。
「おかえり」。たった一言なのに、私の疲れを一気にとってくれた、ものすごいパワーのある言葉だった。

子どもたちの登下校を長年見守り、支え、支えられ、最初は「見知らぬおじさん」だったのが、「じゅんちゃん」と親しまれるようにまでなった、荒井さんの活躍に感動した。

人は、誰かを支え、誰かに支えられて生きている、と私は強く思う。

現在、介護福祉士として介護の現場で働いている私は、人生の大先輩たちからの笑顔とありがとうの言葉で、元気とパワーをもらいながら生かされ、小学一年生の息子に「おかえり」と声をかけている。

小山さんのコメント

朝、新聞を開き、ひとつの記事を見つける。それがきっかけとなり、自分の過去や現在を思い、それが明日を生きる活力へとつながる…そんな新聞の「魅力」を、このエッセ-から感じました。

小山薫堂(放送作家・脚本家)

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