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2015.03.02 update.

新聞社とコラボして作る「街ガイド」

東谷 彰子 | タイムアウト東京コンテンツ・ディレクター

『KNOW MORE. DO MORE.』を掲げ、「もっと世の中を知り、もっと楽しむこと、あるいは行動することで、人生をより豊かなものにする。」というライフスタイルを提案するタイムアウト。タイムアウト東京のコンテンツ・ディレクター東谷彰子さんに、タイムアウトの魅力、新聞社とのコラボレートについてお話を伺いました。

 

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―タイムアウトは世界85都市37か国に所在するシティーガイド

1968年にロンドンで創刊されました。学生運動があったり、ビートルズが「ホワイト・アルバム」を発売したりした時代です。当時、20代前半だったタイムアウト創業者のトニー・エリオットは「次の時代は自分たちの世代が作っていくんだ」という熱い志を持っていました。おばちゃんに借りた70ポンドで、仲間たちとキッチンで作ったのがタイムアウト1号です。

 

「タイムアウトってどういう意味ですか」と聞かれることがよくあります。バレーボールなどのスポーツの試合の時に使う「タイムアウト」という言葉と同じ意味です。Time Out」=「コートの外にいる時間」。外にいる時間を充実させるための情報を提供する「お出かけ促進メディア」ですね。

 

「タイムアウト東京」は2009年に始まり、主に東京の情報を日本語、英語、一部中国語で発信しています。ウェブサイトに加え、季刊のフリーマガジンやエリアガイドマップ、イベントガイドなどを観光案内所や書店、駅、ホテルなど都内400か所ほどで無料配布しています。

 

タイムアウトでは、様々な情報を提供しています。例えばレストラン情報だったら、各都市の編集者がすべてのお店を高い安いに関わらず公平に評価するので、それがユーザーの信頼にも繋がっています。高くて奇麗で美味しいのは当たり前。日本のいわゆるB級グルメのように、安くて個性的で美味しいお店もたくさんあります。タイムアウトでは「チープイート」と呼んでいます。映画の星付け評価もしています。同じ映画でも各都市の編集者によって、見る視点や評価が変わってくるので、それを見比べるのもとても面白いですね。各分野に特化した情報誌や情報サイトはたくさんありますが、それぞれの情報の架け橋になるのがタイムアウトの面白さだと思います。映画を見に行った後に食事もしたいし、その近くで楽しそうな音楽イベントがあれば行ってみたいと思う。それを世界規模で楽しむことができます。

 

ウェブサイトには194の国と地域からアクセスがあり、世界中の人たちが読者になっています。しかし「タイムアウト」の元々のコンセプトは、「ローカル」です。地元の人が信頼して日常的に読んでいるメディアだからこそ、旅行者も信頼して読む。旅行者がその土地に行ったときに、タイムアウトを手に取ると、地元の人と同じ体験ができるという作りになっています。地元の人がいま一番楽しんでいるレストランや、その時しかやっていないイベントに行くこともできます。

 

―新聞社とコラボして作る「街ガイド」―timeout

都内の自治体との関係が深い東京新聞と一緒に「街ガイド」を作っています。東京新聞の協力を得て、杉並区のガイドマップを作りました。新聞社がこういう新しい取り組みをやっていくのは、とても面白いことだと思います。

 

タイムアウトは、地域に密着しながら、それを世界に発信していく他に類がないメディア。地域に密着するためには、地元に取材に行き、商店街の人たちと仲良くしたりすることが大切です。地方の新聞社の方はそれを日常的にやっていらっしゃるので、地方取材に行くと、すごく力になってくださります。地元に密着している記者だからこそ持っている情報もたくさんあります。

他の地域でも新聞社と協力し、一緒に「街ガイド」を作ることが出来たらすごくうれしいですね。

情報をどうやって届けるかは、とても大切なことだと思います。タイムアウトは世界各都市で発信し、伝える術を持っているので、それをもっと生かしたいし、生かしてほしいと思っています。

 

―新聞は圧倒的な一覧性と即時性を持つメディア―

「新聞」というメディアの特性、優位性は、圧倒的な一覧性と即時性だと思います。あらゆるニュースや情報が新聞の中にまとまっています。そういうメディアはほかにはないと思います。当社ではいつでも新聞を読めるようになっています。記事を読んで気づくこともありますし、情報源のひとつにもなっています。

 

私は、「タイムアウト東京」のコンテンツ・ディレクターとして、企画営業をメーンに、編集やインタビューなどもしています。クライアントも多岐にわたります。新聞は一覧性があり、すべて網羅されているので、クライアントが今、何をしているのか、何を求めているのか、考えているのか、事前に情報を得るためにとても役立っています。

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タイムアウト東京株式会社
2009年設立。1968年に英国で創刊されたシティーガイドの東京版「タイムアウト東京/Time Out Tokyo」の運営会社。日英バイリンガルのウェブサイトでは、世界85都市37カ国に広がるネットワークを生かし、地域の目利きとして情報発信する。また、独自の切り口でオンラインショップやガイドブック、アプリを手がけるほか、東京・恵比寿に「タイムアウト カフェ&ダイナー」も出店している。日本を訪れる人々のための英語版フリーマガジン「Time Out Tokyo Magazine」を2013年に創刊した。
http://www.timeout.jp/ja/tokyo

PROFILE東谷 彰子

幼少期はフィリピンで、中学高校はタイで過ごす。早稲田大学教育学部英語英文学科を卒業後、「TOKYO FM」に入社。1年間の秘書部勤務を経て、番組制作ディレクターとなり、さまざまな番組を担当する。2010年1月にタイムアウト東京へ入社。コンテンツ・ディレクターとして、営業、取材、編集などを幅広く担う。 

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