by 日本新聞協会
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OUENDAN新聞応援団

2014.11.28 update.

身近にあった新聞の切り抜き

北乃きい | 女優

朝の情報番組に総合司会として出演している北乃きいさん。
そんな北乃さんの新聞との出合いと同世代へのメッセージをいただきました。

−−以前から新聞を読んでいましたか?

朝の番組を担当するようになり、できるだけ時間のあるときに読むようにしています。これまで、比較的新聞に囲まれた生活を送っていました。

北乃きい

祖父母と一緒に住んでいたとき、祖父母が、新聞の切り抜きをよくやっていました。気になった言葉や格言、記事を切り抜いては、部屋中にその切り抜きを貼るんです。好きな芸能人の情報ではなく、良い記事があったら切って、机に貼ったり、ファイルに入れて集めたり。今思い出すと、小さい頃の思い出というか、いちばん自分の中で、身近にある新聞との暮らしでした。

−−幼い頃から、それは貴重な体験でしたね!どんな記事が印象的でしたか?

印象的だったのは、その全てが「ハッピーな明るいニュースだった」ということです。そういう意味でいうと、「祖父母のハッピー新聞」でしたね、その部屋は。 貼ってある新聞の切り抜きを見ては、自分が生まれていない時の記事もあったので、タイムスリップしたような、変な感覚でした。子どもながら気になったのは、新聞独特の文字です。学校で習った字や字体と違ったり、読みやすいことを考えてデザインされたりしているんだな、と感じたことを、いまでも鮮明に覚えています。私は平成生まれで、ネットが普及してきた時代です。自分から新聞に近づこうというきっかけがない中で、新聞との出合いとして、祖父母の家での貴重な体験は忘れられない思い出です。

——若い人はネットやテレビで新しい情報を手に入れることが多いので、新聞が身近にある、という状況は少ないかもしれませんね。

そうですね。身近にないということもそうかもしれませんが、実は意外と「新聞の読み方」を知らない人がいるのでは、と感じます。縦書きに慣れていないことと、一つの文章が何段も続く形式を読んできていないので、読みづらさを感じるのだと思います。それに新聞は漢字に振り仮名をふっていないので、読むことを諦めてしまうのかもしれないですね。もしかしたらそういう点が、新聞が敬遠されているところかもしれません。 読み方がわからないと、どんな情報も頭に入ってこない。テレビやラジオなど、耳で聞き流して、情報を得る人も多いのですが、新聞という紙から目に飛び込む情報は、「目で読む力」がつき、頭にすっと入ってくる。そういう意味では、新聞を読む環境が幼い頃からあったのは、すこし特殊だったかもしれませんが、本当に大きいことです。

−−新聞をできるだけ日常の生活や身近におく工夫をしていくことですね。

はい。学校の課題で、「新聞を切り抜いて自分の新聞を作る」というのがあり、とても楽しかったことを覚えています。大きな模造紙を使って一面を作るのですが、貼りたい情報がたくさんあって一枚では足りなくなり、どれを選んで使おうか悩むのが好きでした。こういう授業が学校にあればと思います。最近の学校の授業は、iPadやパソコンを使う授業が増えていますが、新聞に触れる機会や授業が増えていけばと思います。

−−同世代の人たちにもぜひ新聞を読む機会を増やしたいですね。

はい、朝の情報番組を始めてみて、素直に皆さんにも新聞を読んでもらいたいと思いました。

もちろん早起きしてZIP!を毎朝見てほしいですけど(笑)。テレビだと伝える情報が限られてしまいます。時間の都合もふくめ、すべてをお伝えすることは難しいので、テレビをきっかけにして、興味のあるニュースや情報を新聞で深く、目で読んでもらえると伝える側としてはとてもうれしいです。

PROFILE北乃きい

テレビや映画、cm、舞台にと若手女優として活躍。 映画「先生と迷い猫」が2015年秋、全国ロードショー。2014年9月29日よりntv系列の情報番組「zip!(全国ネット、毎週月〜金 5:50〜8:00)」で、総合司会を務める。

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