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OUENDAN新聞応援団

2012.04.29 update.

新聞は知的でおしゃれな存在

川崎希 | 企業経営者・タレント

◎川崎さん

「新聞のインキのにおいが好きです」
人気女性アイドルグループAKB48の1期生で、グループを「卒業」後、女性起業家として活躍する川崎希さんにとって、新聞は常に身近な存在だ。
まず目を通すのは1面。「その日、一番重要なニュースが載っています。そこは見ておかないと」。さらに経済面で、株価や為替レートの動きをチェックする。経営者として、税制の動きも気になる。
スポーツ面も好きで、海外で活躍する日本人選手の記事をよく読む。卓球の福原愛さんら同世代の選手の活躍を読むと、仕事のモチベーションが上がる。
東京都内でメンズアパレルとネイルサロンを経営する。24歳の自分より年上の40代、50代の取引先と話をする機会が多く、時事問題がよく話題に上る。新 聞での情報収集は欠かせない。店の若い従業員にも、お客さんとの会話に役立ててもらおうと、新聞を読むよう勧めている。
新聞に目を通すようになったのは中学生のころ。株価の上下に関心を持ち、経済面から読み始めた。分からない言葉の意味を前後の文脈から推測していくうち、国語の読解力も向上したという。
高校入学後、カナダに1年間留学。英語で新聞を読み、自分の考えを伝える授業を経験した。3年生でAKB48の1期生となり、3年ほど在籍。社長になる夢をかなえるため「卒業」したあと、貯金の40万円で起業した。
携帯端末がコミュニケーションツールとなったいまだからこそ、新聞を読むことが大切だと感じる。AKB48のメンバーだった時、多忙のため携帯電話でニュースを読むうち、紙の新聞との違いに気づいた。
「携帯は画面に並んだ見出しから、自分の興味がある部分しか見ません。新聞は、開くと自分の関心のない記事にも目が行き、新しい発見があります」
独特の言葉や絵文字を使った携帯電話のメールのやりとりだけでは、ボキャブラリーが増えず、仕事の文書で使う表現も身につかない。新聞はビジネスメールを書くときにも役立った。
最近よく読むのは、東日本大震災の関連記事だ。新聞には復興に向けた被災地の明るいニュースもきめ細かく載り、読みごたえがあるという。
小さいサイズの新聞の開発を希望する。満員電車で新聞を折りたたんで読む姿は、肩身が狭そうで気になるからだ。
流行に敏感な川崎さん。いま、若い女性の間で新聞を読むのがおしゃれになっていると感じる。「『知的でカッコいいから』と読んでみるのもいい」。普段読んでいない人には、まずは肩ひじ張らず、目を通してみたらと呼びかけた。

PROFILE川崎希

女性アイドルグループ「AKB48」で結成時から活動。2009年、同グループ「卒業」の直後にメンズアパレル「アンティミンス」を起業し、社長兼デザイナー。ネイルサロンも開業している。

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