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2017.11.15 update.

1万5000人 被災地を走って応援

産経新聞社 | 2017年10月2日掲載

1万5000人 被災地を走って応援 「東北・みやぎ復興マラソン」初開催

 〈宮城〉東日本大震災から6年半がたった被災地の今をスポーツで伝えようと、「東北・みやぎ復興マラソン」(仙台放送主催)が9月30日から2日間、開かれた。名取市、岩沼市、亘理町をまたがるエリアを県内外のランナー約1万5千人が駆け抜け、沿道からの声援を受けながら、再生が進む沿岸を走る喜びを感じていた。

 「復興マラソン」は震災後県内初の公認フルマラソンコースを使用し、今年初めて開かれた。コースは津波で大きな被害を受けた地域で、道路のかさ上げや防潮堤などの整備が進む。

 1日はフルマラソンと6㌔の「ファンラン」を開いた。スタートに先立ち、プロ野球東北楽天の星野仙一副会長が「けがせずいい思い出になるような復興マラソンに」とあいさつした。

 ランナーや大会ボランティアら参加者は、それぞれ復興への思いを胸に被災地を踏みしめた。

 大学の陸上部仲間で参加した仙台市青葉区の大学2年、桜庭沙友里さん(20)は「スタート前、知らない人から『夢』『絆』と書かれた折り紙をもらい元気が出た」と話した。南三陸町の病院勤務で栗原市の医師、早坂研さん(41)は「信じられない。被災地でマラソンができるようになったことを思いながら走った」と語った。

 ボランティアとして参加した兵庫県明石市の元会社員、村上文敏さん(79)は、平成7年の阪神大震災で実家が全壊した。

 「あの時は自衛隊やボランティアのみなさんにがれきの撤去やライフラインの確保などで助けられた。少しでも恩返しができればと思って参加した」という。「向こうでは震災は忘れられていく。地元に戻っても、見たものを伝えていきたい」と話した。

                     ◇

 ◆食べて応援 「マルシェ」も大盛況

 東北・みやぎ復興マラソンにあわせ、コースそばでは、亘理町の「はらこ飯」など宮城県内の各市町村など50以上の出店が、それぞれのご当地グルメを提供する「復興マルシェ2017」が開かれ=写真、ランナーらの舌も楽しませた。主催の仙台放送によると、「食べて応援」をキーワードに、東北のおいしいものを通して、全国に東北地方の魅力を発信するのが狙い。

 出走した夫の応援にきた仙台市の会社員、相沢瞳さん(35)は、はらこ飯とかに汁を堪能。「かに汁は、風味が出てとてもおいしかった」。長女の美杜さん(6)は「魚が柔らかかった」と笑顔だった。

 昨年4月の地震で被災した熊本県の特産品などをマルシェで出品した「みやぎ熊本県人 火の国会」の今村昭会長(61)は、「被災地ががんばっているのは、熊本県人としてうれしいし、勇気が出る。熊本地震の被災者を支援する募金もたくさん集まった。東北の人はとても情け深い」と話した。

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VOICE!ナツ 23歳 大学生 東京都

 まず、1万5000人の参加人数に驚いた。宮城県内外からこれだけの人が集まり被災地を走ったということは、参加者が復興状況を確認できただけでなく、被災地に対する偏見なども薄れてきたのではないかと感じた。多くの人の心に残ったであろうこのマラソンを機に、様々なイベントが開催されていくだろう。私も機会を見て訪れてみたい。

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