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「最後の夏」チームのために

信濃毎日新聞社 | 2017年7月17日掲載

「最後の夏」チームのために 長野吉田 名古選手 車いすの弟 見守り

16日に県内4会場で行った全国高校野球選手権長野大会3回戦。上田市の上田県営球場で阿南(下伊那郡阿南町)と対戦した長野吉田(長野市)でベンチ入りしている名古洋平さん(17)=3年=は、双子の弟康介さん(17)の応援を背に、「最後の夏」に挑んでいる。康介さんは生まれつき下半身に障害があり、平日は養護学校で生活。この日球場に駆け付けた康介さんがバックネット裏で見守る中、洋平さんは打席に立った。【11面参照】
洋平さんは3月の守備練習中に利き腕の右肩を脱臼。肩関節の損傷で思うように送球ができなくなった。守備を得意としてきただけに野球をやめることさえ考えた。
踏みとどまったのは康介さんの存在があったからだ。2人は野球好きの祖父の影響で幼い頃から野球に熱中。キャッチボールや携帯ゲーム機で野球の対戦をしたりした。小中学生の頃、康介さんは洋平さんが出場するほとんどの試合で応援に駆け付けていた。
康介さんはけがをした兄に「掛ける言葉がなかった」。だが、洋平さんは「弟は野球がやりたくてもできない。それを考えたら弱音を吐いていられない」と、チームのために全力を尽くそうと決めた。
この日、洋平さんは三回2死一塁の場面で代打で登場。車いす用の観戦スペースで康介さんが見つめる中、四球で出塁した。チームは26―3でコールド勝ち。洋平さんは「打席に立たせてもらって感謝の気持ちでいっぱい。野球をやめなくて本当によかった」。試合後、兄弟は笑顔で「勝利おめでとう」「応援ありがとう」と言葉を交わした。

この記事でHAPPYな気持ちになったら

VOICE!本間愛梨 19歳 短期大学生 長野県

自分の母校である長野吉田高校の野球部員について取り上げられていたので目に留まった。
弟の康介さんのおかげで、洋平さんは野球をやめずに続けることができたと言っていたことから、スポーツをやる人にとって、身近な家族や友人の応援は、とても大きな強みになるんだなと感じた。
康介さんの応援もあり、洋平さんが通う吉田高校が3回戦を突破できたのもうれしく、自分もエネルギーをもらった。

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