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2017.08.23 update.

ぜんぶ無料 スーパー開業

朝日新聞社 | 2017年7月9日掲載

ぜんぶ無料、スーパー開業 賞味期限切れ前、譲り受け提供 シドニー

オーストラリアのシドニーに「すべて無料」のスーパーができた。賞味期限切れ前でも処分されてしまう食品を、大手スーパーなどから譲り受けて提供する。まだ食べられるのに廃棄される「食品ロス」問題に対する意識を高めてもらい、生活に困っている人々の支援も狙う。
シドニー南部の「オズハーベストマーケット」。約200平方メートルの店内に果物や野菜、パンやコーンフレーク、ビスケットなどが並ぶ。値札はなく、レジもない。客は買い物かご一つまで品物を手にできる。
運営するのは、2004年以来、オーストラリア各地で支援が必要な人に計6500万食を提供してきた市民団体「オズハーベスト」。ロニ・カーン最高経営責任者が「これを見てください」と示したのは賞味期限まで4日あるヨーグルトだ。大手スーパーではもう売れず、引き取った。こんな食品ロスの問題について「理解を深めてほしい」と言う。客にはスタッフが個別に付いて、説明をしながら選んでもらう。小売業者などから譲り受けた食品を売るスーパーはデンマークにもあるが、「無料」なのは「世界初」という。
開店時間は平日の午前10時から午後2時まで。毎日150人ほどが来店し、約2千点の品物の大半はなくなる。客には寄付をお願いしている。4月の開店から5週間で2万豪ドル(約170万円)が集まった。寄付は食事提供事業の費用にあてられる。客のジェニー・モーガンさん(42)は野菜やビスケットを手に「十分食べられる。困った人の手助けもしたい」と話した。
無料でも運営できるのには理由がある。約10人のスタッフはボランティアで、家賃や光熱費は趣旨に賛同したビルのオーナーの厚意で無料。条件が満たされれば、別の場所でも展開したいという。
食品ロスは豪州でも課題になっている。シドニーのあるニューサウスウェールズ州の09年の調査によると、平均的な世帯で年に1036豪ドル(約8万6千円)に相当する食品を捨てているという。(シドニー=小暮哲夫)

承諾書番号A17-1104

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VOICE!はせち 20歳 大学生 東京都

日本の「食品ロス」に対する意識は相当低いと感じます。高校の時のアルバイト先では衛生面を重視するためか、作り間違えてしまった料理ですらすぐにゴミ箱行き。廃棄の食品も持ち返ってはいけないときつく教えられていました。まだ食べられるのに、もったいないな~なんて思いながら捨てていました。衛生や食の安全に敏感すぎて食品の賞味期限もかなり短めに設定されているものも多いと思います。
賞味期限を過ぎた野菜や果物を家畜のえさにするパターンもあるかと思いますが、この記事のように無料で提供してみたら日本でも案外はやるのではないかと思ってしまいます。特に果物は値段も張りますし、無料だったら引き取ってくれる人も多いと思います。

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