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老衰迷い犬 飼い主の元へ

河北新報社 | 2016年5月7日掲載

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名取市の主婦大槻けい子さん方を迷い出た15歳の雌犬「もも」が、岩沼署館腰交番の警察官2人の尽力で大槻さんの元に返された。ももは1週間後に老衰で死んだが、大槻さんは「2人のおかげで、病死した夫の代わりを果たしてくれたももをみとることができた」と感謝している。

ももは4月24日午後1時ごろ、名取市名取が丘5丁目の路上で倒れているのを付近住民に発見された。管轄の館腰交番は当時、事故対応で不在だったため、住民が岩沼署に届けた。

ももは老犬で、歩くこともままならなかったため、館腰交番の菊地晶巡査部長(43)と杉浦寛人巡査(19)は周辺住民が飼い主だとみて電話作戦を実施。二十数軒目で大槻さんが飼い主だと判明し、2人が署で保護していたももを大槻さんに引き渡した。

ももは近頃、衰弱のため首輪につないだひもが脚にからまるようになっていた。かわいそうに思った大槻さんが、つなぐのをやめていた。

2001年に夫を病気で亡くした大槻さん。当時は子ども2人もまだ幼く、心配した友人が約1カ月後、番犬になるようにと生後約1カ月のももを贈った。ももは知らない人にはほえるが、決してかみつかない穏やかな性格で、大槻さんは優しかった夫の生まれ変わりだと思ってきた。

大槻さんは「車にひかれたら、路上で死んでいたら、などと心配していた。15年も一緒に暮らした家族の一員を救ってもらった」と2人に感謝。ももは今月1日、眠るように息を引き取ったが、「後悔せずに見送ることができ、本当にありがたい」と話す。

菊地巡査部長は「普段から迷い犬の飼い主を探し、早めに返すように心掛けている。喜んでもらえて良かった」、杉浦巡査は「まだ新任で未熟だが、地域住民に感謝されるやりがいのある仕事だと実感した」と語った。

【写真】菊地巡査部長(左)と杉浦巡査から、ももを引き渡された大槻さん=4月24日、岩沼市の岩沼署

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VOICE!応募作品から 80歳 宮城県

「老衰迷い犬 飼い主の元へ/1週間後 天国へ」が目に止まった。 15年間前、夫が亡くなった後、友人から贈られた雌犬「もも」。穏やかな性格で夫の生まれ変わりとして大事にしてきた家族の一員。「もも」が路上で倒れているのを住民が交番に届けてくれた。飼い主が近くに住んでいるとみた交番が電話作戦を展開して、「もも」を飼い主に。1週間後、飼い主は「もも」を「後悔せずに見送ることができ」たというもの。 新聞報道では交番の巡査と飼い主の主婦が「もも」を抱いている姿が載っており、「もも、皆のお陰でよかったなあ」とhappyな気持ちになったところである。

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