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2017.04.21 update.

サオリン 気配りの主将 手製のお守り袋全員に

読売新聞大阪本社 | 2017年4月5日掲載

先月、現役を引退したバレーボール元全日本女子代表主将の木村沙織さん(30)。4大会連続で五輪に出場した「サオリン」は芯の強さと細かな気配りでチームを引っ張ってきた。

先月引退

リオデジャネイロ五輪出場権がかかった2015年ワールドカップ(W杯)前。一文字ずつ刺しゅうしたお守り袋をスタッフを含めた31人分用意した。全部持ち寄ると「ひのとり にっぽん・ こころはひとつ☆ 自分たちの 力を信じて!! ・絆・」と結束を呼び掛ける言葉になった。

「チームの気持ちを一つにしたい」とナショナルトレーニングセンター(東京)で合宿中、就寝前に作った。「人に厳しいことをいうのが苦手」という木村さんらしかった。

優しさだけではない。アテネ五輪で全日本女子のコーチを務めた西村佳隆さんは、レシーブの練習で納得するまでやめようとしなかった木村さんが忘れられない。「17歳なのに鬼気迫る表情で挑んできた。伸びる選手だと思った」と話す。

3月22日に大津市内で開かれた引退会見で、報道陣に配られたペットボトルのラベルに、3匹の愛犬に囲まれた木村さんの似顔絵と「ARIGATOU」「またね」と書かれたシール=写真=がはられていた。昨年10月にブログで引退を発表した後、プレーに集中するため、質問を受け付けられなかった木村さんが、意を酌んでくれた報道陣に感謝の気持ちを込めて描いたものだった。

「いつ辞めてもいいと思って本気でプレーしてきたから悔いはない。私らしく第二の人生を楽しみたい」。その表情は充実感にあふれていた。(北野正樹)

【写真】細やかな気配りで全日本女子を引っ張った木村沙織さん(左は妹の美里、右は迫田さおり)    

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VOICE!安黒翔太 25歳 会社員 兵庫県

あまりスポーツに詳しくない私でも、木村沙織さんの名は何度も目にしたことがある。この記事から、リーダーにはさまざまなタイプがあるだろうが、控えめで、それでいて強い精神力、忍耐力、優しさを兼ね備えた彼女に親しみを覚えるとともに、リーダーとして、また人間として彼女が持つ魅力を知ることができた。

木村さんのひたむきさ、細やかな気配りといった点を自分と比べてみて、私に足りない部分が多々あることを今更ながら痛感した。素直に見習わなければ。これから始まる第二の人生が順風満帆であることを心から願い、応援していきたい。そしていつか、良いニュースをまた新聞で読ませてもらえたら、と思う。

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