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2017.03.16 update.

笑顔フォト 地域結んで

愛媛新聞社 | 2017年3月13日掲載

笑顔フォト 地域結んで 東温・井内地区 住民組織が写真集制作中 得意分野も紹介 「互いの理解深めたい」

過疎高齢化が進む東温市の井内地区(約200人)で、地域住民が参加した「笑顔の写真集」の制作が進んでいる。一人一人が幸せに生きる地域を目指し、互いの理解を深めるため、それぞれのとびきりの「笑顔」を撮影。活力を高めともに歩んでいこうと、地区一体となり取り組んでいる。

「全然お変わりないですね」「写真を撮ってもらうなんて足が震えるわい」。2月下旬、同地区の善城寺で住職・嶽山俊法さん(65)の撮影が行われた。カメラマンの横から会話を投げ掛けるのは、企画を発案した鶴見恵子さん(65)。「好きな食べ物はありますか?」「一番大切なものは?」―などと質問を重ね、自然な表情を引き出していく。

写真集は、地区の活性化を目指す住民組織「井内区 人・空・棚田を生かす会」が全住民に呼び掛け、昨年11月に制作が始まった。「住民がもつ得意技や素晴らしさを浮かび上がらせることで、一人一人がさらに豊かに生きられるのではないか」と同会の鶴見武道副会長(70)。区長や各組長らの協力も受け、妻の恵子さんが長年育んだ縁を基に各戸を回り、参加者を募った。

集まった写真に収められたのは、夫婦で新婚旅行の写真を手にほほ笑んだり、得意の大正琴を弾いたりと、その人らしい笑顔が引き出された一瞬。「人間関係の中から生まれる写真には最高の人間性が表れると思う」と話す鶴見さんらは「自分が何かに役立っているんだという自己承認が地域再生の原点になる」と力を込める。

4カ月の撮影で参加者は100人近く。地区の9割の世帯が関わっているという。写真集では顔写真にその人の得意分野などを添える考えで、鶴見さんらは「どんな人が同じ地域に生きているのか互いの認識を深めるきっかけにしてほしい」と語る。3月中の完成を目指し、全戸に配布する予定だ。(伊藤絵美)

【写真】東温市井内地区の住民の個性ある「笑顔」を撮影し写真集の制作を進める鶴見恵子さん(右)ら

この記事でHAPPYな気持ちになったら

VOICE!みの 22歳 大学生 愛媛県

この記事を読んで、地域に対する見方が少し変わった。例えばどこかの地区について紹介されている記事を「一地区」として見るのではなく、「そこに住んでいる一人一人の住民がいる」ということを意識するようになった。例えば「過疎高齢化の地区」と聞くと寂しい地区を想像しがちだが、そこにいる「人」が何をしているかに注目すると記事のような取り組みがされ、明るい印象に感じられる地区もある。そこにいる「人」の存在を認識し、理解していくことは私にも必要だと感じた。

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