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2017.02.14 update.

久大生、子どもの居場所づくり 共に学び、遊び、食べる

西日本新聞社 | 2017年2月5日掲載

[子どもに明日を] 久大生、子どもの居場所づくり 共に学び、遊び、食べる 久留米市に拠点開設「年齢近いからできることを」

久留米大(久留米市)の学生有志8人がサークル「ぽっくる」を立ち上げ、1月から週末の子どもたちの居場所づくりに取り組み始めた。久留米市青峰2丁目のオープンスペースを拠点に、一緒に勉強し、遊び、食事を楽しむ。さまざまな困難を抱える現代の子どもたち。勉強や友人関係の悩み、時にはいじめや虐待、貧困で苦しむ児童もいる。「年齢の近い学生だからこそ、できることがあるはず」。メンバーは子どもたちの心に少しでも寄り添いたいと考えている。

「うまくできた?」。昼食の時間、おにぎりを握っている小学生8人に、学生たちが優しく声を掛ける。1月末にあった「ぽっくる」の最初の活動。約3時間、宿題を持ち寄って一緒に勉強し、ゲームや調理などを楽しんだ。メンバーの武田祐佳さん(21)=2年=は「思ったよりも多くの小学生が来てくれた。これからもアットホームな雰囲気で進めていきたい」と手応えを感じた様子だった。

「ぽっくる」のメンバーはいずれも文学部社会福祉学科に在籍している。大学の講義で子どもを取り巻く厳しい現状があることを学んだ。その後、長崎国際大(長崎県佐世保市)で学生たちが中心になって、子ども食堂を開いていることを知り「自分たちも何かできないか」と動きだした。

まずは子どもたちが気軽に集まれる場所をつくることにした。「団地の近くだと多くの子どもが集まることができる」。久留米市の青峰団地の近くで、NPO法人が管理しているスペースを無料で貸してもらえることになった。

家庭や職場で使わない食料をボランティア団体などに融通する仕組みである「フードドライブ」や市の補助金を活用。活動に必要な食材や資金にあてた。近隣の小学校の校長に許可を取ってチラシを配り、子どもたちに参加を呼び掛けた。

サークル名の「ぽっくる」はアイヌ民族の伝承に登場する、食べ物を届けてくれるこびと「コロポックル」から名付けた。今後、3月までは、月1回のペースでプレ活動を行い、新年度から新たに学生メンバーを募り、月2回で本格的に活動していく計画だ。メンバーの増崎里香さん(20)=同=は「子どもたちの心に温かさを届ける。そんな時間をつくりたい」と思いを語る。 (萱島佐和子)

次回は19日午前10時~午後0時半。青峰保育園(青峰2丁目)横の「みどり公園」に集合。ホットケーキ作りもある。参加無料。問い合わせは大西さん=onisi‐ryo@niu.ac.jp

【写真】子どもたちとゲームを楽しむ「ぽっくる」のメンバー

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VOICE!ララ 25歳 会社員 福岡県

久留米大の学生が授業をきっかけに問題意識を持ち、子どもたちに居場所を提供しようとサークルを立ち上げたそうだ。気軽に集まり、子ども同士が楽しく過ごせる場所を目指すことで、留守家庭や孤食など潜在的な子どもの問題も解決できる素晴らしい取り組みだと思う。私自身、何となく地域活動に参加することはあっても、自発的に企画するのは難しいと感じている。そんな中で「年齢が近いからこそできることもある」という学生の考え方や行動力が地域を作ると感じた。

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