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家族で補い合い生きる

佐賀新聞社 | 2016年9月27日掲載

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笑顔のある風景 相模原事件、障害者と家族[3] 家族で補い合い生きる

舘野(たての)ゆかりさん(51)=東京都目黒区

ダウン症の次男匠吾(しょうご)(12)は小学校入学から6年生まで、通常学級に通っています。最初は教室までついて行きましたが、3年生の時に「ママ、もういいよ」と宣言して一人で通うようになりました。気持ちの成長を感じることができて、うれしかった。

今は自分のペースで漢字を覚えたり、ダンスを習ったりしています。近所のラジオ体操にも参加して、交友関係が広がりました。

私が落ち込んでいると「そばにいるよ」と励ましてくれます。夫とけんかをしたときも「僕がパパとお話してくるね」と仲直りに乗り出してくれるんですよ。

6歳上の長男は思春期の真っただ中なのに、弟と一緒にいると写真のように柔らかな笑顔になります。

通常学級に入れたのは、多くの友達と共にさまざまな経験をしてほしかったからです。「たてのしょうご」という名前を地域の人たちに知ってもらいたいという思いもありました。

一方で、正直言えば「周囲からどう思われているのだろう」という恐れや緊張がなかったわけではありません。でも、楽しそうに生きるしょうちゃんから「自由でいいんだ」と教えてもらい、気持ちが楽になりました。

障害がない私たちだって完璧な人間ではないので、家族みんなで補い合って生きています。手を差し伸べてくれる人もいます。写真の笑顔が私たちの幸せの形です。

【写真説明】

右から舘野ゆかりさんとダウン症の次男匠吾さん、長男。2013年の春休みに家族4人で外食に出かけたとき、夫がスマートフォンで撮影した(全国手をつなぐ育成会連合会提供)

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VOICE!応募作品から 49歳 佐賀県

ダウン症の記事かと読み始めましたが、瞬殺で涙が出てきました。「夫とけんかをしたときも『僕がパパとお話してくるね』と仲直りに乗り出してくれるんですよ」の一文にじわっと泣けてきました。なんだかうらやましく思えました。短い文章なのに、いかに匠吾君が家族の絆を深めているのかがわかりましたし、なんと言っても、この笑顔の親子写真が心を温めてくれると思います。

私は40代後半で、もう子供は望めないかも、生まれてきても障害のある子なら大変になるしなと思っていましたが、この記事を読み、チャレンジしてみて、障害のある子が生まれてもその先の人生はより実りの多いものになるかもと前向きな気持ちになりました。

いろんな人が生きているから社会なのだと思います。「障害がない私たちだって完璧な人間ではない」の匠吾君のお母さんの言葉が私に勇気をくれます。

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