by 日本新聞協会
BACK INDEX

HAPPY NEWSハッピーニュース

2014.11.12 update.

お供えで子を笑顔に

京都新聞社 | 2014年10月9日掲載

寺院に供えられた菓子や飲み物を母子家庭の子どもたちに贈る「お寺おやつクラブ」の活動が、京都など関西を中心に広がっている。「おさがり」の食べ物を大切にいただきながら、寺と母子をつなぐ試みで、約50の寺院と個人が参加する。「仏様のおさがりが子どもたちの笑顔のもとになれば」と、京都の寺院も定期的に届けている。
クラブは、母子家庭を支援するNPO法人「大阪子どもの貧困アクショングループ(CPAO)」の活動に共感した奈良県の住職らが今年1月に発足した。寺にたくさん寄せられたおさがりを近所に配ったり、身内で消費したりしている一方で、経済的に厳しい家庭の子どもも多いことを知り、インターネットなどで全国の寺院に呼びかけた。
参加寺院は、定期的におさがりの菓子を段ボール箱に詰め、メッセージを添えて、CPAOが紹介した母子家庭や子ども支援団体に宛てて発送する。親子からはCPAOへお礼や近況報告が寄せられ、心の支えにもなっているという。
京都市東山区の金剛寺は、1、2カ月ごとに決まった家庭におやつを届けている。中村徹信住職(55)は「檀家との関係に終始せず、一般社会にも貢献できるお寺でありたい。おさがりの届け先を工夫することで、いっそう喜ばれる。お寺を身近に感じてもらえるのもうれしい」と話す。
発足メンバーの1人、桂浄薫さん(37)=奈良県天理市=は「格差社会でいろいろなものに偏りがある現状を、自分たちのできる範囲で少しでも是正したい。お寺が関わることで、貧困問題を広く知ってもらうきっかけにもなれば」と語り、寺院の参加を呼びかけている。問い合わせは事務局のメールoyatsu@higan.net(小坂綾子)
写真説明
母子家庭へ送る菓子や飲み物を箱に詰める中村住職(右)と桂さん=京都市東山区・金剛寺

京都05

この記事でHAPPYな気持ちになったら

VOICE!happy news特派員・辻本 夕貴 19歳 大学生 京都府

京都や奈良には沢山の有名なお寺があり、海外の観光客も多い。日本の良さを全国に発信している場所だ。そのような場所で、お供えを母子家庭に届けるという新たな活動は、日本の歴史とは違った日本人の内面“周りへの思いやり”を映し出しているのではないだろうか。おもてなしランキング1位になった京都、“思いやり”を大切にしてますます世界に日本の良さを発信してほしい。

HAPPY NEWS SHARE RANKINGHAPPY NEWS facebookシェア ランキング

RECOMMEND“よんどく!”おすすめ記事

ハッピーニュース2016発表新聞社のNIB出前授業18歳選挙ハッピーニュース2017募集中!スペシャルインタビュー